福岡県の最高峰 釈迦ガ岳・御前岳  04.09.04


グリーンウォーク夏号でも載っていた福岡県最高峰の釈迦ガ岳。実はまだ登ったことがなかった。
夏、何度か登ろうと思ったが大気が不安定であったため、じっと登る機会を待っていた。そして9月に入り今回やっと実現することとなった。

コースとタイム

   07:55 登山口(杣の里)
   08:30 林道(第二登山口)
   09:20 御前岳(10分休憩)
   10:15 釈迦ガ岳(10分休憩)
   10:35 普賢岳
       (釈迦ガ岳レーダー雨量観測局) 
   10:50 矢部越
   11:40 幸運の滝
   11:50 登山口
注意 本文中には地図等が出てきますが説明しやすくするためにコヨーテ本人が作成したものであり、縮尺・方角等は正確ではありません。
    またコースタイムには個人差があるため、正確に知りたい方は国土地理の地図や他の資料をお勧めします。

朝5時半に自宅を出発。天気はドンヨリと曇っていた。
登山口に着いた時、丁度登ろうとしていたおじさんが一人いて、今回はこのおじさんと一緒に登ることにした。
登山口から暫くは渓流沿いを登っていく。先週登った金山と同じく蒸し暑く、汗ダラダラで「アブ」などの虫も多かった。
やがて水場を過ぎ植林帯の中を上がっていくと林道に出くわす。林道を左に進むと再び登山口(第二登山口)が見えてきた。

御前岳登山口(杣の里) 第二登山口

林道登山口から植林帯の中を登って行き、右手に大きな巨木を見ながら進むと残り400mの所で展望が望める場所に着く。少し休憩して景色を堪能した。
ここからが急登でハードである。鎖場もある。花も咲いていた。
そうそう、ここは四国ママコナが道沿いに咲いていて上に登るに連れ、その数も増えてきた。ツルリンドウやヤマホトトギスも見られた。
そして登山口から約30分で御前岳に到着!

  山頂直下は急登で鎖場もある。

                  四国ママコナ(右上)と
                    ツルリンドウ(右下)

御前岳山頂広場は展望抜群だ。どの山か分からないが尾根々が見渡せられた。
これから進む本釈迦とその先の普賢岳のレーダードームが見えてきた。
本釈迦までの縦走路は一旦下り三つのピークを越えていく。気持ち良く、ゆっくり景色を堪能しながら進める。
背が高い笹が道沿いに伸びている。何とも絵になりそうな景色だ。

御前岳山頂 御前岳・本釈迦縦走路

御前岳・本釈迦縦走路 以前登った犬ガ岳の笈吊岩のような
三つ目のピーク手前の鎖場(ロープ)
実は本釈迦手前にも鎖場(ロープ)がある。
クマササ?背が高い!
前方には本釈迦が見える

最後の急登を登りきると山頂に着く。福岡県最高峰達成!
感動である。来て良かった!心配していた天気も崩れることなく良かった。
山頂広場は狭い。展望も御前岳ほど望めない。
時間からして昼には下山出来そうだったので昼食はとらずに降りることにした。

釈迦ガ岳(本釈迦)山頂 釈迦ガ岳(本釈迦)から見た御前岳

山頂から急斜面を下ってすぐ普賢岳への分岐に出合う。せっかくだから行ってみた。数分でレーダードームのある普賢岳に着いた。
プレートも何も見あたらなかったがドーム側の広場からの展望は素晴らしい。
ちなみに、ここまでは車で来る事が出来るみたいだ。そして本釈迦よりも標高が1m高い、大分県の山である。

再び分岐点に戻り下っていく。林道に出た所が矢部越である。
ここから林道(車道)を下っていっても登山口には着くが蛇行してて遠回りなので真直ぐ下れる「御前釈迦自然歩道」を通って下った。
車道に出るまで渓流の中を下っていく。滝もあり清々しい。
車道に出たら後はその道を下るだけ。でも途中には八ツ滝の一つ「幸運の滝」が右手に、その先左手には杣ノ大吊橋(柵がしていて通行は出来なかった)と楽しませてくれた。
4時間ほどで車を止めている登山口に戻った。

福岡県最高峰の山、そして本にも載った釈迦ガ岳であり、先週登った金山みたいに「この山」に登る人が多いかと思ったが、この日一緒に登ったおじさん以外に登山者は一人も会わなかった。

矢部越 ワサビ田付近


















 八ツ滝の一つ「幸運の滝」    
 幸運くるかな〜。

 車道沿いにある


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