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可愛岳 727.7m    2010.12.29



ここは昔、西南の役の時に西郷率いる薩摩軍が官軍に包囲されてしまい、夜中にこの険しい可愛岳を山越えして敗走したとのこと。
一昨日は牛の峠、昨日は釈迦ガ岳と登り、遠征最後の本日は延岡にある可愛岳に登ることにした。

昨夜は道の駅「北川はゆま」にて車中泊。朝7時に起床して登りの準備をする。
道の駅からも今日登る可愛岳が見えてました。天気も上々!絶好の登山日和である。

可愛岳の登山口までのアクセスは西郷資料館に向かって行けば良い。
道の駅からは延岡方面に国道10号線を南下。すぐ近くのJR日向長井駅を過ぎ、右側にある「西郷資料館」の案内に従い右折して西郷資料館の駐車場にて車を止めた。

 コースとタイム

 07:55 西郷資料館駐車場
 08:10 スダ原遺跡
 08:44 鬼の船・林道出合
 09:03 大岩
 09:06 烏帽子岳
 09:26 前屋敷
 09:26 千丈覗
 09:43 鉾岩
 09:56 山頂 10:03
 10:26 前屋敷
 10:28 分岐
 10:40 水場
 10:50 5合目・ザレの頭
 11:18 ノボリ尾
 11:25 駐車場
 
注意
 本文中には地図等が出てきますが、説明しやすくするために コヨーテ本人がGPSのデータをもとに作成したものでありますが
 多少の誤差はあります。またコースタイムには個人差があるため正確にしりたい方は国土地理の地図や他の資料をお勧めします

山頂までのコースには「北尾根ルート」と「南尾根ルート」の二つのコースがある。今回は北尾根ルートから上がり、下山道は南尾根ルートから降りることにした。
どちらから登った方が登り易いか?ベストなのかは個人差もあり何とも言えないが‥
私が北尾根ルートを選んだ理由は‥?まあ〜単純な事で、西郷資料館の直ぐ右横に登山口の案内板が何よりも先に見えたからで、何も考えず、悩まず、さっさと準備してここから上がっていきました。

北尾根ルートより上る。

お墓とお墓の間の道を通り抜けて登山道に入り北尾根を上がっていきます。
途中には熊本竜口隊隊長・中津大西郎や他の方たちのお墓も見られ、戦いの歴史が物語ってます。

右側には国道10号線やJR日豊線が下の方に見え、段々と高度を上げてきているのを感じます。
スダ原遺跡、陰平と書かれたプレートの場所を通り、周囲がヒノキの植林帯の中の登山道へと入る。
この植林帯も一時的なもので木々の隙間からは「尾根」らしき山が見えてきた。
「山頂はもうすぐかな?結構楽な山なのかな」と楽観的になっていたが‥ここじゃない!GPSで見ても可愛岳はまだまだ、ず〜と先のところにあるではないか!
実は本日、午前中に可愛岳を短時間で登って、その後願わくば「行縢山」にハシゴと考えていた。
でも実際は思ったよりも距離も長く、時間も結構掛っており、ハシゴだなんてとんでも無い!甘く考えてました。

西郷資料館と駐車場 陰平

石がゴロゴロした登山道、周囲が自然林に囲まれた道を上がっていくと稜線に出る。
すぐ左手には「鬼の舟」のプレートがあり海側には展望も広がって見えます。延岡市内を流れる北川が上がったばかりの太陽の日差しに照らされて輝いてます。

林道が「ここ」まで来ていて、その林道を横断して再び登山道へと入っていきます。
ここでGPSにて現在地を見てみると、この先傾斜が急な等高線の上りが見える。このまま尾根伝いに進むとホント急登になるが、登山道は尾根右側を巻きながら進んでいる。

鬼の船・林道出合 ヒノキの植林の中、巻き道を進む

約500mほど尾根右側の巻き道を上って行くとやがて尾根に再び出合う。
その先には「ストーンサークル(環状列石)」と書かれたプレートが落ちており、その岩かどうか分からないが岩がその周辺にゴロゴロしていた。

ここから烏帽子岳までは急登です。尾根伝いに上がっていきます。

ストーンサークルと書かれたプレートがある場所 急登を上がっていきます

ロープ箇所もある急登。約50〜60mほど標高を上がっていくと前方に大岩が見えてきた。
何だか横から見たらオットセイのようにも見える。「よし!オットセイ岩にしよう!」(勝手に決めている)
横から写真が撮れなかったのが残念である。ここからの展望も良い。
この辺から海側の展望が時々見えてきます。

さらに急登を上っていくと烏帽子岳・588mに出合う。
ここからの展望も抜群です。先ほど鬼の舟で見たときよりも更に遠く、日向の方まで見渡せます。

オットセイみたいな大岩。ここからの展望は良い 烏帽子岳

また烏帽子岳より少し登山道を進んだ場所では反対側の展望も望めました。

烏帽子岳の先の場所から見えた展望

暫くは尾根道を進んでいたが、「山姥の尾」と怖そうなプレートが落ちている付近より今度は尾根左側の巻き道を進むことになる。
この巻き道は500mくらいはあるだろうか‥。結構長く感じられた。途中でGPSの電池も切れたり‥
登山道左側は斜面になってて、もしここで山姥が出てきたらビックリして滑り落ち、ズズズっ‥と下まで行っちゃうかも!

「山姥の尾」と書かれたプレート 左側は斜面の巻き道を進む

やがて登山道は南尾根ルートとの分岐に出合う。山頂はさらに尾根伝いを進んでいく。南尾根ルートはこれより下に下って行きます。
またこれより先には前屋敷と書かれたプレートがある石垣の場所に出合う。
昔、屋敷があったのだろうか?

この前屋敷の場所は分岐にもなってて山頂へはここを直進して「千丈覗」を経由して向かいます。
因みに帰りは「千丈覗」を通らず尾根をそのまま下って、この前屋敷の上から降りてきました。

南尾根ルートとの分岐 前屋敷

登山道を上がっていくと千丈覗の展望所につく。
よ〜く見たらロープが張られていた。この先進まず‥と言う事だろう。
烏帽子岳と同じような眺望が見られた。

思いっきり急登を上がっていくと尾根に付き、別ルートからの登山道と合流する。
下りはここから尾根道を下り前屋敷に出た。

千丈覗 尾根道との出合い(分岐)

尾根道を暫く進むと形の良い大岩に出合う。
ここは鉾岩と呼ばれる場所で展望抜群である。青空の下に延岡市内を流れる北川、祝子川がとても綺麗に見えてました。

鉾岩

鉾岩から一旦グイっと下り、山頂までの尾根道をアップダウンしながら進んで行きます。
駐車場から2時間で山頂に到着。
山頂広場に足を踏み入れた瞬間、サクっ‥と何とも良い感触を感じた。足元には霜柱がいっぱいです。
昨日も山頂は冷え込んだのでしょう。

山頂広場はそんなに広くはないが、展望は抜群!海側と山側の両方が眺望できる。
何処の山だろうか?少しばかり雪化粧した高い山が遠くにみえた。
またここには2等三角点もある。

可愛岳山頂 山頂から見えた山

南尾根ルートより下る

下山は先程の南尾根ルートとの分岐まで戻り、そこから下の谷へと下っていく。
ぐんぐん、ぐんぐんと谷沿いを下っていきます。「炭焼き釜」と呼ばれる所を通り、やがて沢の音も近づいてきました。
‥とその時!ガサガサ‥、ドドドドっ‥と、もの凄い音が右側から沢の下の方へと下っていくのが聞こえた。
「うっ、大きい」恐らくイノシシだろう。それも音からして結構大きいイノシシと思われる。
暫く休憩。ステッキで近くの木にカンカン、カンカンと音を鳴らしながら様子を見る。
何も音が返ってこないので再び下り始めるが恐怖感いっぱい。

沢の左岸を下って行き、やがて「水のみ場」と書かれた沢へと降りた。
本来ならば「ちょっと水を‥」と考えるところだが、先程のイノシシと遭遇したら大変である。さっさと退散する。

ここからは「この沢」から離れ、左側へ巻き道を通っていく。たぶんイノシシは沢の右岸側にいるだろうから一安心。
やっと落ち着きを取り戻し、残りの登山をのんびり楽しむ。

炭焼き釜 水のみ場(水場)

登山道は巻きながらゆっくり下っていき枝尾根に入っていく。
5合目でもある「ザレの頭」と呼ばれる広場に出て、今度は枝尾根のやや左側を巻きながら下っていきます。
因みに5合目で後ろを振り向いて見ると、先程登った山の頂がくっきり見えてました。

枝尾根左側をゆっくり下って行くが、谷を挟んで向こう側に尾根が木々の間から見えていた。おそらく北尾根だろう。
結構登ったもんだ〜

途中の下山道には落ち葉でいっぱいのフカフカ絨毯の中も通り抜けていきます。何とも良い感触〜。

5合目・ザレの頭 ふかふかの落ち葉の絨毯の中を下る

「ひべら山 197m」のプレートが落ちていました。ここは尾根では無いので、山頂はここから尾根に上がったところにあるのだろう。
そこを過ぎて暫く進むと「パッ!」と視界が開けて、麓が見えてきました。登山口まではあと少し。

ノボリ尾と呼ばれる傾斜を下っていきます。木々は伐採されて周囲は切り株だらけ。
その分視界も良く、後方には先程登った尾根尾根が青空のバックに綺麗に見えてました。

民家に飼われてる犬の声が段々と近づいてきて、やがて登山口へに出る。
ここから駐車場は民家を抜けてすぐである。

西郷資料館の左側から帰ってきました。

ノボリ尾付近から麓を望む 南尾根ルート登山口

歩行時間は3時間半、歩行距離は約9km。よく歩きました。

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